未来を花束にして

「未来を花束にして」(2015年)が

やっとitunesでアップしたので購入。

 

1910年代に女性参政権を求めて戦った

女性たちの実話を元にされた映画ですね。

2017-07-25 11.38.30

 

家事、育児をしながら

劣悪な環境下で

低賃金で働かざるを得ない

女性達の姿が映しだされます。

 

女優メリル・ストリープ大先生が

「すべての娘たちは

この歴史を知るべきであり

すべても息子たちは

胸に刻むべきだ。」と

仰った映画でもあります。

 

その時代からさか上る中世のヨーロッパ。

 

ベネチアに実在した高級娼婦であった

ヴェロニカ・フランコの半生を描いた映画

娼婦ベロニカ」(1998年)では

身分の高い貴族でさえ

女性というのは生きにくい時代だったのだなぁ…と

驚かされます。

 

「女性なんだから

本なんて読んではいけません。」なんてね。

 

この類のシーンは

他の映画でも多々目にしますね。

 

ペリーが来て開国し

欧州の文化を取り入れた日本ですが

鎖国していた江戸時代に比べると

そういった意味では

むしろ後退してしまったのでは?と、思います。

 

このことは以前も書き込みを致しましたが、

江戸時代の日本の識字率

世界でもトップクラスだったそうで、

80%程あったそうですね。

 

ちなみに同時代のイギリスでの識字率が25%。

 

これは

当時の学問施設であった寺子屋の存在は大きいかと思います。

 

寺子屋では身分や男女の分け隔てなく

皆が一緒になって勉強するわけですなぁ。

 

男女が平等に同じ空間で学べる国…というのは、

当時としては類をみないと思います。

 

上毛かるた

和算の大家 関考和

(わさんのたいか せきこうわ」ってのが

お馴染みですが

和算…かなり高度な数学ですね。

 

江戸時代では

皆が競って難問を解いた

和算ブームなんぞもあったりしたそうですな。

 

和算寺子屋をググっていたら

両方にあった面白い絵を発見。

 

2017-07-25 11.36.16

(一寸子花里「文学ばんだいの宝」)

 

寺子屋和算を習う

子供達が描かれておりますが、

 

注意して見ると

これ、先生が女性ですね。

 

鎖国していた日本ですが

実はとても進んでいたのかもしれませんなぁ。