違和感?

織田信長

弥助という黒人の家来がいた話は有名ですね。

 

YASUKEという映画もありますからね。

 

当時、イエズス会の宣教師が

奴隷として連れてきた彼を

信長は大層気に入り

自分の家来にしちゃったわけです。

 

当時の日本人は

もちろん黒人を見るのは初めてですから

弥助が街を歩くと

人だかりが出来たらしい。

 

アフリカから奴隷として売買され

結果的に日本という国に住む事になった

彼の境遇を考えると

気の毒で仕方がない。

 

1874年に生まれた

クーデンホーフ光子さんは

ベルギー人の外交官と

日本で初めて国際結婚をした女性でして

夫と共に欧州へ行くわけですが

 

貴族の妻として

算術、数か国語の語学、歴史、地理等

猛勉強して苦労した女性なんですけれどもね。

 

 

何が言いたいかと申しますと

この時代の西洋での中心というのは

白人だけで構成されていて

それ以外の人種というのは

奴隷だったり差別の対象であったりしたわけですね。

 

さて

先日、Netflixの新作で

ジェーン・オースティンの同名小説「説得」を

映画化した作品を観ました。

 

内容は私にはちょっとなぁ‥という感想。

 

また

キャスティングがひどかった。

 

1800年代のイギリスに

アジア人の貴族はいるし

黒人の貴族はいるし

 

純粋な白人を探すほうが難しい程

人種色が豊か。

 

これは全くもって歴史的事実と異なるので

観ていて違和感しか感じませんでした。

 

最近の映画は

本当にこの傾向が強い。

 

この事は何度も書き込みをしておりますが

2016年のアカデミー賞授賞式で

黒人がノミネートされていないと

スパイク・リー監督が怒って

授賞式をボイコットした騒動がありまして

 

あれから映画業界は変わりましたねー。

 

当時、

イギリスにいた黒人は奴隷であって

貴族ではないですからね。

 

クーデンホーフ光子さんも

日本人は差別の対象とされていましたから

彼女の夫が

「光子に差別的な態度をとったら

誰でも構わず決闘を申し込む。」と

公言していたそうです。

 

日本の時代劇で

白人の侍、

ヒスパニック系の侍

黒人の侍がいたら

おかしいわけですからねー。

 

トム・クルーズ

豊臣秀吉を演じたら観ますぅ?

 

絶対にオカシイ。

 

マイノリティの方々に

配慮するのは

大切な事だと思いますけれども

 

歴史的事実に沿って

作って頂きたいと思います。