W杯も中2日あいたので

ゆっくり休めました。

 

今夜は

クロアチアーブラジル

オランダーアルゼンチン

ですね。

 

明日の土曜日は

姫野先生がお見えになるので

私は午前中はお休みを頂戴しようかなぁと

思っております。

 

この姫野先生ですが

当院とのお付き合いも長いし

映画友達という事もあるし

互いにお酒好きという事もあるので

とても仲がいい。

 

彼は姉2人の末っ子長男で

私が末っ子長男を持つ長女という事もあり

ウマがあうってんですかね。

 

さて

この姫野先生ですが独身でございまして

私の父が生前、

先生に非常に惚れ込み

私に2人いる妹の片方が

当時独身だったので

「2人を何とかしろ。」と

父からミッションが出た事がございました。

 

何とかしろて‥(汗。

 

しかし父は私にとって

絶対的な存在だったので

内心渋々でございましたけれども

「はい、何とかします。」と引き受けたわけですな。

 

妹は妹で

「えぇっ?!何それっ!」と言っておりましたが

「お父さんがそう言うんだから

一応は形式だけでもね。

私の顔をたててさ。」と、私も必死なお見合いオバチャン。

 

姫野先生にはもちろん言えませんでした。

 

無理矢理

「私が土曜日に妹からピアノを習う」という事にして

先生が来る土曜日の夜に

妹が私のオフィスに来て

2人が”偶然”顔合わせをするという設定を作りまして

3人で談笑するという仕掛け。

この”偶然”が数回。

 

しかし化学反応である恋愛ですが

ちっとも反応が起こらず

起こる気配すらない。

 

そりゃそーでしょうよ。

2人には2人の好みってのがございますしね。

 

そもそもこのミッションには無理がございます。

 

「困ったな。

父になんて言おうかな‥。」と

思案していた矢先に

父が入院して手術する事になった。

 

結果的にはそこで父は亡くなるわけですが

手術の前日に

父にお見舞いに行った時に

「子供達はそれぞれ自立させたから

安心しているけれども

あの子(妹)だけが心配なんだよ。」と父。

 

そして

「姫野先生とあの子はその後どうなっているんだ?」と

私に聞いてきたわけです。

 

虫の知らせと申しますか

私は何となく嫌な予感がしていたので

「2人は順調に付き合っているわよ。

多分、結婚するんじゃないかな。」と嘘をついた。

 

すると父は嬉しそうに

「そうか!」と言い

「先生が開業するつもりなら

1億くらいは出すから

お前が上手く段取りをしてやってくれ。」と言って

とても喜んでおりました。

 

翌日父は手術を受け

術後の経過が悪く帰らぬ人となりました。

 

私は最後の親孝行と申しますk

いい嘘をついたと思っております。