最近、私の周囲の喫煙者が
アイコスに変えた…もしくは
興味はある…という人が増えている。
喫煙者というのは
案外、部屋や布についた
タバコの臭いが嫌だという人も多く
私も自分の車は禁煙です。
リビングのカーテンに臭いがつくのも嫌。
ちなみに寝室は禁煙。
矛盾しているんですがね。
さて…この喫煙に関して。
吸わない方には全く理解して頂けないとは思うのですが
煙草というのは
吸う目的だけで吸っているのではなく
一連の動作の流れの一部なんですな。
煙草に火をつけ
習慣的に左手の人差し指と中指の間に挟んではいるけれども
吸うのを忘れてTV画面に目が釘付けとか
唇にくわえてはおりますが
吸っていない…という状況も多々あるわけです。
そしてアイコスですか。
試してみました。
14回吸えるらしい。
アイコス本体を数分充電して
緑のライトがついているとOKで
14回吸うと赤になり終了。
数えちゃうんですよ…回数を。
また、14回吸うという行為を
集中しておこなうため
他の事が出来ないわけです。
「あれ？今、9回目だったかな。
10回目だったかな。」と、
回数がわからなくなってくるので
右手で指折り数えてみたりする。
結局、赤のライトがつくまで
気が気じゃない。
「あれ？14回、吸ったけど
まだ赤にならないよ！吸っていいの？」と
困惑する。
私には不向きだと思った。
主導権が完全にアイコスにあるわけですね。
亭主にすらペースを合わせない
徹底したマイペース主義なのに
何故、アイコスにペースを合わせなきゃいかんのか？！と、なる。
しかし将来的な懸念事項がございます。
例えば4人で居酒屋さんのテーブルに座る。
自分以外の3人がアイコスの場合
肩身の狭い思いをするんじゃねぇでしょうか。
「いまだにお前、アイコスじゃないの？」となると
困った事になる。
皆様にご迷惑をおかけしないように
こっそりと隔離された中で
肩身の狭い思いをして
喫煙者をやっておりますがね。
喫煙者への喫煙者による差別化が生じるのでは？と、思う。
また煙草というのは
確かに百害あって一利なしではございますが
情緒があった時代もございましたね。
煙草が似合う女優さんといえば
日本でいえば断然、淡路恵子さん。
西洋では男装の麗人と言われた
彼女クラスになると
くわえ煙草も絵になる。
また
オードリー・ヘップバーンですか。
「ティファニーで朝食を」での
異様に長いパイプも
彼女が持つととても素敵でございましたね。
この様に、「風景」としては必要な場合もございますね。
アイコスだったら？
ど〜も、絵になりませぬな。
