私を心から愛してくれた男は
他界した父と
死んだボーダーコリーの早雲と
そして
亭主?(←これに関しては確証なしですがね。)
特に早雲は本当に手のかからないいい子で
何も要求をしないし
ただ私の側に邪魔にならない様に寄り添って
「おいで。」という類の指示があると
大人しく従って
私の膝の上に顎を置いて頭を撫でてもらうだけで
幸せそうでしたから
誰とは申しませんが
時々、うちでウロウロしている亭主より
手がかからない最高の男でしたね。
早雲とは
最初の出会いも私の腕の中で
逝く瞬間も私の腕の中でしたから
今でも1日に一度は思い出しては涙します。
しかし多頭飼いの場合
悲しんでいる暇がないのが救いですね。
他の犬達の世話がありますから。
さて
早雲と同じ歳のラブラドールの道三。
こやつだけは
私の事をどう思っているのか知りませんが
仕事が終わって2階の自宅に戻っても
ソファに座ってWOWOWを見ていたんでしょうか。
チラリと私の方を見て
「あ、お疲れ。」と、言っているのかどーか知りませんが
ほぼ、シカトですな。
飯。トイレ。耳掃除して。
この3つの要求の時だけ
ブホブホ言ってくるだけですな。
ところが週に一度、帰ってくる亭主の気配がすると
これですから↓。
ドアの前で待っていて
彼の顔を見ると
まぁ、はしゃぐ事!
亭主は「道きゅ〜ん♪」と、可愛がるだけですけれども
世話をしているのは私なんだけどな‥と、思う。
それでも最近の道三は階段の上り下りが
辛そうになってきております。
緊急時のトイレ用に
ベランダにトイレを用意して
用を足した形跡があった場合は
塩素系漂白剤を流して
デッキブラシで掃除をするわけですが
介護か‥と、私も腹をくくりはじめております。
飯、トイレ、耳掃除して‥だけの道三でも
夫のソファにいつも鎮座しているのが
生活習慣の一部になっていて
私にとってどこか心の支えになっている節もあり
なんだかんだ言っても
やっぱり可愛いですし家族ですからね。
父の死も、早雲の死も
私の中では相当長い間、整理がつきませんでしたね。
道三にとって私は
飯炊き女(この単語は死語ですね。)扱いでも
もう好きなだけ甘やかして
とにかく長生きしてもらいたいなぁ‥と切に願います。