待ってナンボ?

お盆の頃に

彼氏にフラれたと

意気消沈していた患者さんのKちゃん。

 

しかし可愛い彼女には

新しく好きな人が出来て

初デートなの!と、喜んでいたのが10日前。

 

その三日後にデートをして

めでたくゴールインしたらしい。

 

なので

彼氏彼女歴1週間でございますな。

 

その後、昨日来院されて

「先生、彼って

全然マメじゃないんですよぉ〜」と不満顔のKちゃん。

 

マメもなにも

付き合ってまだ1週間でしょう?

 

詳しく話を聞くと

要するにLINEなんですな。

 

お相手の男性にLINEをしても

既読がなかなか付かない、

 

先方からのLINEが頻繁ではない等

不満が多いらしい。

 

既読が付かないという事は

お相手の方は仕事で忙しいのかもしれないし

頻繁にラインをするという

その頻繁というのは

果たしてどの位のペースの事を言うのか、

 

「おはよ。」

「これから仕事」

「今、昼休み。」

「今、仕事が終わった。」

「家に着いたよ。」

「今、何をしているの?」

「お休み」

 

このペースを期待されたら

ちょっと厳しいのでは?と

Kちゃんにあえての苦言を呈しました。

 

昭和の私から言わせてもらうと

そもそも恋愛というのは

待つんですよ。待ってナンボ。

 

少なくても

昭和の時代の恋愛はそうでございました。

 

携帯もないですから

家の電話が頼みの綱。

 

いつ、彼から電話があるかわかりませんから

悶々と待つんですよね。

 

やっとかかってきた彼からの電話、

またこちらから彼にかけた電話も

あまり長電話をしていると

電話代が高かった時代ですから

 

「いい加減しろっ!」と

これみよがしに父が怒鳴りましたからなぁ。

 

手紙も待ちましたね。

 

毎日、郵便ポストを開けては

落胆したりね。

 

ですから

ポケベルの出現は画期的ではございましたが

 

結局、ポケベルで連絡しても

彼からの折り返しの電話を

ずっと待つわけです。

 

そんな古い話をKちゃんに致しまして

あまり焦らず、ゆったりと構えて

彼からの連絡を待ちなさいね…と

お伝えさせて頂いた次第です。