経験値

歳を重ねた人と若い人の違いの一つに

経験値があると思います。

 

この経験値というのはとても大切だと思います。

 

例えば

ストーブは熱い…と、

自分で火傷をしてわかっておりますからね。

 

ですからついつい

「おい、近寄るなよ。火傷をするから。」と

余計なお世話発言をしてしまう事がある。

 

しかし時代の変化とともに

案外、熱くない、火傷をしないストーブも出たりするわけで

 

要するに、この経験値があるゆえに

若い人の意見を取り入れ辛いケースもあるなぁ…と

最近、痛感させられた事がありました。

 

ある、若い方お二人、

これから事業を始める方

そして始めた方

 

このお二人との出会いがございました。

 

そもそも私クラスの頑固ババァになると

最初に話を聞くときには

終始、上から目線でございますよ。

 

「(一見、チャラい)若造が

何をほざいてんだよ…。」ってな具合ですな。

 

しかしですね

じっくりと話を聞いてみると

筋が通っているし

「ほぉう…。」と、感心を隠せない。

 

お若いなりに

皆さん、お勉強して

しっかりとされておられるのですなぁ。

 

学ばされる事が多いんでございますよ。

 

歳を重ねても柔軟にならんといかんなぁ…と

思ったりする時

いつも明治維新の影の立役者の一人であった

下関の豪商の白石正一郎が脳裏をよぎったりする。

 

幕末というのは

やれ「攘夷」だの「開国」だのと

要するに

国がごちゃごちゃになっている状態。

 

そんな中、決死の覚悟で

熱い志を持つ若者が大勢いたわけですな。

 

白石正一郎の家は

そういった人達の

たまり場になるわけですけれども

 

彼はどんどん場所を提供して

若い人達の話を聞き

資金援助もするわけですよね。

 

それらの若い人達の中にいたのが

高杉晋作でございますね。

 

白石より27歳も若い高杉晋作の人物を見抜き

全財産をかけちゃうからすごいと思うんですよ。

 

年齢から計算すると

当時の白石と私は同年代。

 

私には出来ないなぁ…。

 

そもそも高杉晋作クラスの逸材もいないし

いても見抜く眼力が私にはございませんからね。

 

私が可愛がっている晋作はこれ↓

 

img_1709

 

同じ晋作でも

せいぜいうちのラブラドールでございますからね。

 

レベルが違う。

 

考えてみれば私なんぞは

ただただ無駄に歳を重ねてきているだけで

これからはどんどんとお若い方の話に耳を傾け

学ばせてもらわんといかんなぁ…と、思っております。