バカ二人

有名な弔辞と言えば

赤塚不二夫氏の葬儀で

勧進帳での弔辞をおこなった

タモリ氏のそれが頭に浮かびます。

 

矯正のゆうこ先生に

「ゆうこの葬儀では

私がきっちりと弔辞をやりますから。」と、言ったら

 

「私が先かいっ!」と、苦笑していた。

 

そんな話をスタッフのかさいちゃんにしたら

「私の弔辞もお願いします。」と、頼まれた。

 

彼女は時々

面白い事を言う。

 

私より10歳下の彼女のですが

何だか私は最近、

自分が不死身なんじゃねぇか…と、

思う節もあったので(←相変わらず、バカ)

 

かさいちゃんのオファーを快諾。

 

きびきびと仕事をする彼女を眺めながら

弔辞の文章を考えて

 

司会進行役の一人二役

彼女の前でやってみた。

 

「かさいちゃん…。

35年前、あなたが面接に来たのが

最初の出会いでしたね…。

私は開業して50年が経ちますが

最初の3年間は…

あなた程、私の手を煩わせた子はいませんでした。

あなたは毎日怒られても

一日も休まず出勤し…

3年を少し過ぎた頃から頭角を現して来ましたね。

それからは…」

 

こんな感じの冒頭でどうよ?と、

本人に確認すると

 

「いやぁ〜、先生。

すごくいいと思います。

生きているうちに

弔辞を聞けるなんて嬉しいです!

なんか感動…。」と、うっすらと涙を浮かべる彼女。

 

そんな彼女を見て

私ももらい泣き。

 

バカ二人である。