ベッドメイキング

私が小さい頃に

例えば友人がうちの畳の客間に泊まりますね。

 

翌朝、布団をきちんと畳んた子には

母は

「親御さんの躾が

きちんとしているわねぇ」と機嫌が良く

 

布団がそのままですと

彼女はとても嫌な顔をしておりまして

 

「自分が他人様の家に泊まる時には

注意しよう」と子供心に思いまして

自分が大人になってからは

むしろそれが強迫観念になっております。

 

泊めて頂いた場合は

朝起きると、

カバーを全部外して

天気の良い日などは

布団を干してみたりして

カバーは洗濯カゴに

キレイに畳んで入れておくのが常。

 

なので

とても気を使って疲れるので

どちらかと言えば

ホテルに滞在したい派。

 

さて

西洋のお宅に泊めて頂いた場合

ベッドメイクをした方がお行儀がいい。

 

所謂、ホテルで

フラットシーツを使って

整えられておりますね。

 

ネットで画像を探してみた。

これが一般的なかたち。

 

 

例えば欧州のサッカーの下部組織では

朝起きたら、ベッドメイクをキチンとして

部屋の掃除してから

学校に行くのを習慣づけるのだそうですね。

 

躾の一つなんでしょうな。

 

このフラットシーツを使う

ベッドメイキングのやり方は

日本の家庭では

あまり一般的ではない。

 

そもそも

文化風習が違うわけですから

知らなくてもいいと思います。

 

が、この件で

 

アメリカ人の友人に

文句を言った事がある。

 

彼女は西海岸のサンマリノという街に住んでいて

コロナ前の事ですけれども

60代の日本人女性が

1ヶ月程の語学研修で

ホームステイとして来たらしい。

 

「日本人はとてもお行儀がいいから

私は大好きなのよね。」という

親日家の彼女。

 

日本人のお行儀の良さは

世界的にも有名で

特に西洋に行くと

日本のパスポートは本当に強いですな。

 

さて

その日本人女性は

サンマリノ滞在中

食器の洗い物も手伝ってくれるし

お風呂を使っても

お風呂掃除までしてくれるし

時には日本料理を作ってくれたりして

 

「本当にいい人だった。」らしい。

 

しかし

その日本人女性は

ベッドの上の毛布をきちんとたたむけれども

ベッドメイクはしなかったらしい。

 

「彼女、知らなかったのかしら?

何でかしら?」

 

知らなくて当然じゃいっ!と、言った。

 

「じゃぁ、逆に聞くけれども

あんたは、畳の上に布団を敷かれたら

翌朝、きちんとたためるのかよ?」

 

そっちの文化が世界の中心と

思わないで欲しい!と

 

その日本人女性の名誉の為にも

しっかりと伝えておきました!