憤り‥

児童婚、非常に違和感のある言葉ですね。

 

幼い少女が中年男性と

強制的に結婚させられるというのは

発展途上国ではよくありますが

 

アメリカでもあるらしい。

 

2000年から2010年までの

10年間で25万人の少女が

成人男性と結婚させられているとの事。

 

非常にショッキングで

後味の悪いドキュメンタリー映画を観ました。

 

ある女性は9歳の時に

性的虐待を受け妊娠し

11歳の時にその相手と結婚させられ

16歳までに6人の子供を出産したそうです。

 

9歳の少女の親は

自分の娘をそのレイプした相手とを

結婚させた理由として

 

宗教的背景から

中絶はしてはいけない事だし

(中絶禁止の州が殆どですしね)

世間体もあるという事で

いっその事「結婚させてしまえ」という

理解に苦しむ発想になるらしい。

 

相手の成人男性にしてみても

9歳の少女をレイプした場合

親に通報されると

小児性愛者として捕まりますね。

 

ここからが厳しい。

 

殺人やら強盗で捕まった犯罪者が

大勢いる刑務所に小児性愛者が投獄されると

犯罪者たちも人の親ですから

この犯罪だけは非常に軽蔑されて

囚人達から集団リンチにあったり

場合によっては殺される事もある。

 

何とか出所出来たとしても

「この人は小児性愛者です。」と

ネットで公開されてしまうので

部屋を借りるのも一苦労ですし

借りられても

近所から白い目で見られるという人生を送るわけですな。

 

だったら

捕まるより結婚した方が

男性にとっても願ったり叶ったりでございますね。

 

それが合法なのですから

理解に苦しみます。

 

少女達は無理矢理結婚させられ

夫からのDV被害に合う事も多いらしい。

 

DV被害にあった女性達を保護するシェルターはありますから

そこに助けを求めますね。

 

するとシェルターは

18歳(成人)以上を受け入れる場所だという理由で

それ以下の年齢の少女の受け入れは

拒否する仕組みなんだそうです。

 

結果的に少女達は我慢するしかなく

成人になってやっと

離婚するという手続きが取れるんだそうだ。

 

それが

先進国のアメリカでまかり通る仕組みには

本当に理解に苦しみます。

 

本来であれば

小学校、中学校に通い

スポーツを楽しんだり

お友達と遊んだり

親御さんの愛情を一杯受けて育つ時期。

 

本当に憤りを感じました。