才色兼備通

「才色兼備という言葉は

彼女のためにあるのか…と、思わされる程、

彼女は全て兼ね備えた女性でございます。

それに比べて私は…

無い無い尽くしの女でございますから…」

 

これは私が娘時代に

友人の結婚式のスピーチで使った

冒頭の決まり文句でございます。

 

決まり文句と言っても

「それは…ちょっと、褒めすぎ違う?」

ではないのです。

 

本当に才色兼備なんですなぁ。

 

綺麗、頭がいい、如才ない、料理がうまい、キレイ好き、仕事が出来る…

すごいと思うんです。

 

そんな友人が多ぅございますから

私はかなりの才色兼備通でございますよ。

 

その私がですねぇ…

この女性はTHE才色兼備だなぁ〜と思い

認定証を送って差し上げたいと

勝手に認めている方がおられます。

 

フーマ・アベディン。

 

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ヒラリー・クリントンに20年仕えている

側近の女性ですね。

 

メディアでヒラリーさんの写真を目にすると、

かなりの高確率でチラリと映っています。

 

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ヒラリーさんが

「私は娘が一人います。しかし

二人目がいるとしたら、それはフーマでしょう。」と、言われるほど、

絶大な信頼を得ている女性でもありますし、

政界でも彼女の評価はかなり高いんです。

大衆受けもいい。

 

さて…この彼女ですが、

ビル・クリントンが立会人となり、

2010年に民主党の当時、ホープだった

下院議員のアンソニー・ウェイナーと結婚しております。

 

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しかし、私は知らなかったのですが

昨年、離婚しておりますね。

 

はい…ここからでございます。

 

「ウェイナー」(2016年)というドキュメンタリー映画がございます。

 

このTHE才色兼備の夫の

ウェイナー氏のドキュメンタリーですね。

 

2010年に結婚した翌年の11年。

 

彼はSNSで知り合った女性に送るつもりだった

自分の下半身のあの部分の写真を、

誤って自分のツイッターに載せちゃった。

 

で、大スキャンダルとなり(カッコ悪っ!)

議員を辞職。

 

新婚の妻、フーマさんはどんな気持ちだったでしょう。

 

そしてその2年後の13年、

ウェイナー氏はニューヨーク市長選に立候補するわけですね。

 

ドキュメンタリー映画はそこから始まります。

 

下半身写真の本当に情けない夫を

妻であるフーマさんは

「よう支えているなぁ…。」と、感心しました。

 

アメリカのすごいトコロは

許しがたい犯罪を犯した等の場合は別として

 

例えばクリントン大統領の

不適切な関係事件でもそうですが、

 

「間違いを犯してしましました。ごめんなさい。」と

罪(?)を認め、謝罪すると

セカンドチャンスは与えられる傾向にありますよね。

 

市長選の出馬すると

元来の彼の歯に衣着せぬ物言いと

妻のフーマさんの人気もあり

気がついてみると支持率がトップへ。

 

しかし…

選挙中の最中にまた

例の下半身スキャンダルが発覚。

 

妻のフーマさんが

子育てをしながら

ひじきを炊きながら

回覧板をまわしながら

 

亭主の選挙のサポートもしているのに

 

肝心の彼は

こっそりと…下半身ですな。

 

もう、あの亭主は病気なんでしょうか。

 

結果的に最下位で落選。

 

「もう、何も言いたくない…。」と

部屋を後にしたフーマさんの

悲しげな表情が印象的でした。

 

そこで映画は終わります。

 

後日談ですが

2015年にもまた彼はやっちゃったらしいですね。

 

そして離婚。

 

夫婦というのは

当人同士にしかわからない事がございますから、

他人がとやかく言う問題ではないと思っております。

 

例えば私の様な

THE愚妻を持つうちの亭主なんぞは

世間様から見れば

よく耐えてると

思われているでしょうからなぁ…。(←他人事かっ!

 

しかし

さすがにフーマさん、

よくご決断されましたね。

 

私は彼女の大ファンなのでね。

 

今後のご活躍を応援しております。