捨て猫

会話をしていて

話題の主導権を奪っていって

更に面白くして

広げる人っていますね。

 

あれは凄いと思います。

 

会話をしていて楽しい。

 

しかし

この逆のパターンもある。

 

先日、

知人二人と私…合計3人で喋っていた時の事。

 

「Kさんって偉いと思うの。

色々な人の面倒を見てさ。

優しいのよね…多分。

要するに

捨て猫を放っておけない”タイプなのかしらね。」と、

私が言ったわけです。

 

すると知人の一人が

「あ!私、この間ね、捨て猫をひろったの。

でもね、病気みたいでね…

すぐに獣医さんに連れて行ったのよね。」

 

するともう一人が

「え?どんな病気だったの?」

 

私はもう、その場を離れたくなりました。

 

捨て猫を放っておけない”のは「比喩」ですやん。

 

もともと私は「Kさん」の話をしていたわけですやん。

 

このシチュエーションでの問題点は二つ。

 

捨て猫をひろった話を

どうしてもしたいのであれば

「ごめんね、話のこしを折って。

捨て猫で思い出したんだけど…」と、

一応は、話の冒頭に言うべき。

 

捨て猫の話が…

結果的にオチがない。

話を奪った割には面白くない。

 

例えばですよ

 

捨て猫をひろったけど

家に連れて帰ってみたら…

 

実はミニブタだったとか

 

「ひろってくれてありがとうございます。

飼い猫として精進して頑張ります。」と

捨て猫が喋ったとか

 

えぇっ?!!!!という

オチがあればね…

いいんですけどね…。

 

ちょっと気になっちゃうんです。

 

この類の人達とは

お酒はご一緒できないなぁ…と。

 

結果的に知人二人は

捨て猫を獣医に連れて行った話から

猫アレルギーの話になり

盛り上がっておりました。

 

私は天を仰ぎ

心の中で嗚咽しておりました…。