奥ゆかしい

スペイン語のプライベートレッスンを

始めた旨は書き込みさせていただきました。

 

ラテン系の先生と聞いて

ワクワクしていたわけですが

 

お会いして

まぁ…ね…正直なトコロ

私のイメージする

ラテン系のカッコイイ殿方では

なかったわけですな。

 

一瞬、向学意欲がダウンしたんですがね。

 

しかしこの先生、

読書が好きで

性格もとても真面目ですし

向上心があり

とても紳士な方なので

楽しくレッスンをしております。

 

ただ彼は

日本の事はあまりご存じないようで

その説明をするために

レッスンが途中で頓挫する場面も多い。

 

前回、お月謝を渡す時に

お札を揃えて封筒に入れて渡したら

 

「日本では皆、お金を封筒に入れますね。

何でですか?」

 

すごく不思議な習慣だと思ったらしい。

 

だってお札だけポイと渡すのは失礼だから…と、伝えても

「失礼かなぁ…。」と、根本的にわからないようですね。

 

要するに日本人は奥ゆかしいんじゃいっ!

礼節を重んじるんじゃいっ!

 

奥ゆかしい…奥ゆかしくない私が言うのもナンですが、

非常にいい言葉ですね。

 

modestとか

reserved(ちょっと違うか)って事なんでしょうか。

 

そんな説明をしていると

80分なんてすぐに経ってしまう。

 

日本に来て間もない先生は

色々と日本の文化を

勘違いして認識していたり

間違って認識していたりする事も多く

 

他愛もない会話でも

日本のことになると

「え?!!!それ、違いますよっ!」という事は

 

大きなお世話的”にわか日本大使”の私としては

きちんと正しておかないと!と、思うわけです。

 

なので

80分のレッスンですが

肝心のスペイン語が一向に進まず

 

前々回のレッスンでも先生は

ゲイシャ=芸者=a prostitute =売春婦という

失礼極まりない

イメージを持っていた節があり

ちょっとちょっと〜!全然違いますっ!と

スペイン語のテキストを放り投げ

 

いいですかぁ!

耳をかっぽじって

よ〜〜〜く聞いてくださいよっ!

 

芸者、芸妓、舞妓等の細かい説明をし

念のために同時進行でググってみたりして、

彼は彼でメモったりして

「なるほどぉ…。」と。

 

日本人より日本をよくご存知の

ロバート・キャンベル氏の

外国人向け著書ってあるのかなぁ。

 

2017-09-28 11.06.12

 

「調べてあげるから

彼の本を読んだ方がいいですよ。」と、アドバイス

 

どっちがレッスンしているのか…と苦笑した次第です。

 

余談ですが

ご祝儀袋、香典袋、お年玉袋をはじめとして

お金を渡す時に何かに入れて渡すというのは

日本独特の習慣なのでしょうか。

 

結婚式に限って言えば

アメリカでは封筒に入れて渡すシーンは

ちょこちょこと映画に出ますね。

 

例えば

マーティン・スコセッシ監督の名作

グッドフェローズ」でのワンシーンでは

封筒に入れたご祝儀を

結婚した当事者に参列者が直接渡すという

シーンがありましたね。

 

気になるなぁ…。

 

寝られないなぁ…。

 

ちょっと調べてみます。