風刺

私は民放は全く観ないので

世の中がどうなっているのか

全くわかりません。

 

ワイドショーをチェックしている

スタッフの柴田ちゃんに

時々情報をもらい

関心のある事だけググる程度でございますな。

 

日本の政治も芸能も

興味がないんですな。

 

例えばイギリスの様に

国民の10万人以上の署名が集まれば

議会を通過して

法律も変えられる様な制度があれば

自分に何が出来るだろうと

真剣に考えますけれども

 

ど〜せ何も変わらないもんなぁ…と

諦めている節があり

無責任だと怒られちゃうかもしれませんが

 

一応は僅かではございますが

納税もしておりますし

その上での私の意思で

「どうぞ、政治はお偉い方々でやって下さい。

私はオツムの程度が低ぅございますんで

呑気に映画観賞させて頂きます。」という

本当に情けない立ち位置を

キープしておりますです。

 

さて

イギリスやアメリカでは

スタンドアップコメディというのが

盛んでございまして

 

この事は以前もこちらのブログで

書き込みを致しましたが

 

スタンドアップコメディというのは

一人で舞台に立ち

色々なジョークを語って

観客を笑わせるというものですが

 

基本的に観客が大人であるという事と

お金を払って観にきておりますから

非常にレベルが高いものが要求されます。

 

そしてコメディの内容が

政治批判や社会批判と申しますか

風刺が多いですから

非常に勉強になりますね。

 

大統領選挙の時には

ニュースを見るより

スタンドアップコメディを通して

得た情報の方が

参考になった様な気がしますし

 

社会が抱えている問題も

ニュース等の報道では

わからない事も

知ることが出来ます。

 

Huluを解約して

Netflixにしましたのも

 

Netflixオリジナル制作の

スタンドアップコメディ番組が

非常に充実しておりますし

もちろん映画もドキュメンタリーも

豊富であるという理由から。

 

風刺という文化は

西洋では一説には

紀元前5世紀とか

諸説ございますが

17〜8世紀あたりからは

盛んでございました。

(確か…。でも不確定なのですいません。)

 

しかし風刺は

日本では馴染みの薄い文化の様な気がします。

 

一人で舞台に立ち

観客を笑わせるという事では

落語がございますが

 

落語の発祥は江戸時代。

 

しかしその内容が

政府批判、すなわち

幕府や上様を批判するなんてぇのは

許されない時代でございましたから

 

古典落語

基本的には主人公は

町民が多い。

 

武士が出てきても

武家様と表現しておりますね。

 

批判は殆どございませんな。

 

何で日本は風刺文化が薄いんだろ…と

考えていたら眠れなくなったので、

夫に電話するも留守電。

 

ので

母に電話をすると

 

「……。」

 

また始まったよ的な沈黙の後

 

「面倒な子だねぇ。

要するにねっ!あなたは暇なんですよ!

もっと精進して働きなさいっ!」

 

けんもほろろ

電話を切られました(涙。

 

よくわからない事や

都合の悪い事を聞かれると

「要するにっ!あなたは暇っ!」が

彼女の逃げ口上。

 

私が小さい頃には

「精進して働け」の代わりに

「漢字書き取りをしたのっ?!!」と

逆ギレしておりましたね。

 

こんな時

父が生きていてくれたら

このネタで一晩中

飲めたのになぁ…と

思ったりした”暇人”でございます。