「かぁ」星人

会話をしている時に気になるのが

 

「〜じゃないです”かぁ”〜。」ってやつ。

 

特に「か」に強めにアクセントをつけ

「ぁ〜」が間延びする言い方。

 

「私は〜だと思うのですが

如何でしょうか?」とか、

 

「一般的には〜だと

言われておりますね。」って言えっ!と思う。

 

この「かぁ〜」星人は

相手が同意する事を100%前提で

言ってきます。

 

私はとてもひねくれておりますから

たとえ「はい。」でも

あえて「いいえ。」と、答えます。

 

甘えん坊の「かぁ〜」星人は

予想外の回答に

相当動揺致しますね。これ、特徴かと。

 

さて

自営業の方はご経験があるかと思うのですが

投資やマンション購入等の

勧誘の電話がそれはもう頻繁にございます。

 

基本的には

受付の段階でお断りしておりますが

時々個人名で名乗ってくる場合もあり

 

私としては

患者さんかな?と、思い

電話に出ると

実は勧誘だった…という場合がある。

 

しかしこの勧誘の電話の方の質が

随分と下がったなぁ…と

思った事がございました。

 

先日、うっかり出てしまった勧誘の電話。

 

T君なる青年。

 

「かぁ〜」星人でございました。

 

「お忙しいところ

突然のご連絡、申し訳ございません。」もなく

 

突然

「Tと申しますが

税金って払いたくないじゃないですかぁ〜。」

 

「……。」

 

「全国の歯科医院の先生方にぃぃ〜

お勧めしているんですけどぉぉ〜

税金を少しでも安くぅぅ〜

出来るようなぁぁ〜

ご提案をさせてもらっているんです”よぉう”」

 

「かぁ〜」に

「よぉう」と

ダブルで来やがったな…と、イラッとした。

 

終始無言であった私に

 

「もしもし?」と、T君。

 

「はい。」と、私。

 

「だから税金て

払いたくないじゃないですかぁ〜」

 

そりゃそうだけれども

「かぁ」星人を撃退する必要があったのと

「だから」ではなく「ですから」だろ…と

更にイラッとしたので

 

「いいえ。むしろ払いたいですね。」と

あえて言ってやったわけですな。

 

すると

 

「…え?」T君絶句。

 

彼にしてみれば

想定外の返答に相当狼狽しておりましたな。

 

ざまあみろ…とニヤリ。

 

するとT君は

「それは”嘘”ですよぉう。」

 

失笑。

「嘘」て…。

 

「何処のどなたか存じませんが

なぜ突然のお電話で

あなたに「嘘つき」呼ばわりを

されなければいけないのですか?

そもそも

税金というのは

義務だと思っておりますし

税金を納められる人が納めなければ

国の機能が破綻しちゃうでしょう?

その辺はどうお考えなんですか?」

 

すると

電話を切られました(苦笑)。

 

私は特に若い男性の「かぁ」星人は

好きではないですな。

 

甘えるな!と、申し上げたい。