マナー?

ロックのライブは

我々、観客側は

基本的には立ちますよね。

 

これ、40年近く前の

アメリカでの経験ですが

(現在は知りませんけど)

フラットな会場ですと

全くステージが見えない場合が殆どでしたから

 

同行した男友達が

肩車をしてくれるのが習わしで

 

男友達がいない場合でも

隣の知らない男性に

お願いをすると

快く肩車をしてくれたものでした。

 

ライブでの

肩車文化は常識でございました。

 

日本でも基本的には

総立ちですね。

 

しかし

最近思いますのは

ロックであっても

観客は

必ずしも立つ必要がない…いやむしろ

立たないほうがいいという場合があると思うんです。

 

10年程前に

さいたまスーパーアリーナ

エリック・クラプトン

ジェフ・ベック

ジョイントライブに行った時

 

ライブが始まると

満席のあの大きなアリーナで

「キャー!!」と、言って

立った方は

若い女性二人だけ。

 

周囲、冷笑。

 

一曲目が終わると

このお二人は

バツが悪そうに

着席しておりました。

 

結局、演奏者とファンとの関係性が

半世紀近くなってくると

 

観客の年齢が上がってきますから

立っていると疲れちゃうとか

 

かつてのギター少年だったオジ様方は

ゆっくりと演奏を聴きたいとか

ギターテクニックを見たいとか

(双眼鏡持参の方多し)

 

様々な理由があり

立たないほうがいい場合もあるんですなぁ。

 

さて

Charのライブですが

昔は総立ちでございました

 

 

日比谷野音は別として

最近では先に述べた理由で

座ってご覧になる

ベテランファンの方が多い印象。

 

先日、

かつてはバリバリのギター少年だったY氏と

葛飾シンフォニーホールに

Charのライブに行ったんです。

 

ステージ向かって右側で

前から5列目の席。

 

Charは向かって右側に立ちますから

我々は最高なポジションを確保しており

「近いですねぇ〜!!」と、

2人で大喜びして

興奮しておりました。

 

さてライブが始まると

前から3列目の30代の女性4人組が

立ち上がって座らないわけですなぁ。

 

我々、彼女達の後部座席の人間達は

大迷惑でございます。

 

見えないっ!

 

仕方がないから

その一帯は立たざるを得ない。

 

うぜぇ…と。

 

あの4人組の関係性は

一目瞭然でございました。

 

そもそもが彼女達は

あまりCharのファンではないと

お見受けしました。

 

4人の中の1人が

ボス的な存在で

「昔付き合っていた彼氏が

Charのファンで

よく彼が聴いていたのよね。

フェイスブックでチェックしたら

その元彼、結婚しちゃったけどね」という人だと断定(しちゃうんだ…。)

 

ボスが

「Charが葛飾に来るから

一緒に行こうよ」と

誘われた3人は

断りきれずに来てしまった…という感じ。

 

結局、最後まで立ったままの4人組でした。

 

またおかしな動きで

ノッている”振り”をするから

気になって気になって

仕方がない。

 

しかし

少なくてもボス以外の3人は

そもそもCharのファンではない…と

申し上げましたが

案の定でした。

 

「4人組に迷惑をかけられているブース」の我々多数は

それなりに立ったり、座ったりと

ペースをキープしておりまして

 

アンコールで

演奏したのが「Smoky」です。

 

これは

ベートーベンで言えば

「運命」みたいなものですから

 

ここは観客が総立ちになり

一番盛り上がる場面なのに

 

ボス以外の3人は

Smokyでは力尽きて

ややうつむき加減で

グッタリとしており

苦笑でございました。

 

観客は立っても座っても

確かに個人の自由でございます

 

 

アーティストがデビューして

アラウンド半世紀

もしくはそれ以上のライブの場合

 

観客も少なくてもアラフィフからが

増えてまいりますので

他の観客の迷惑と申しますか

マナーと申しますかね。

 

明らかに95%以上の人が

座っている場合は

座って頂きたいかなぁと

思ったり致します。

 

今月の20日

Charの野音に行って来ます。

 

これは総立ちでございますな。

 

楽しみです!!!!