変化

江戸前寿司の高級店の

のれんをくぐったら

 

「板長が黒人だったら…。」

 

という実験をした

TV番組を随分前に見た事があります。

 

お客さんの反応が

男女でハッキリとわかれました。

 

男性→一瞬ひるんで、

カウンターの席に座り

一つか二つ注文して

怪訝そうに帰ってしまう。

中には黒人の板長の顔を見て

ビックリして扉を閉めて

帰っちゃう人もあり。

 

女性→まず「えーーーーー?!何でーーーー?!」と

ケラケラと笑い、席に座り

黒人の板長に質問攻め。

 

「何処から来たの?」とか

「何でお寿司屋さんなの?」等、興味津々。

 

ところが

15分程経過すると

例えば女性同士の場合

 

自分の彼や夫の愚痴の会話で

盛り上がっているわけです。

 

つまり、高級寿司店で板長が黒人の方という

普通ではちょっと不自然な設定ですが

 

女性はその環境に

あっという間に慣れてしまい

その不自然な設定を忘れてしまい

 

通常モードで女子トーク

盛り上がるわけですね。

 

何を言いたいかと申しますと

女性は「変化」を、あっという間に

受け入れられるのでは?と

思っております。

 

先週の土曜日に

20代後半の可愛らしい女性二人が

私のオフィスに尋ねてきてくれました。

 

独身、彼氏ナシ、キャリアも悩みどころ、

そして

所謂、めっちゃ若いわけでもなく

大人の女性でもない

混沌とした30代を目前にしている彼女達。

 

「どうしたらいいのでしょうか?」と

ザックリとして

それでいて確信的な悩み。

 

とても理解できました。

 

私がそうでしたから。

 

なので

私のしょーもない、

そして

チープな体験談などを織り交ぜながら

いくつかアドバイスをさせて

頂きました。

 

ここからが

若い女性の素晴らしいところだと

思うんですけれどもね。

 

目をキラキラさせて

「うわぁ!頑張ります!」と

仰るわけですなぁ。

 

諦めない。

 

これって

素敵な事だと思うんですな。

 

私は父親っ子でしたのでね。

 

父が他界した時に

パニクってしまいまして

一度は全部を諦めようとした時期もございました。

 

全てがどうでもよくなり

過食、過食で体重が80キロまで

いった事もございました。

 

でも

諦めちゃダメですねぇ。

 

お若い彼女達から

また元気をもらいました。

 

「チコ先生、有難うございました!」と

元気に帰る彼女達の背中を拝見させて頂いて

 

こちらこそ有難うございました…という

気持ちにさせて頂きました。