道三

クリスマスですね。

 

まぁ私には

全く縁のないイベントでございますけれどもね。

 

昨日のイブは

夫から電話がありまして

ラブラドールの道三の報告。

 

今年で18歳。

 

大型犬にしては

かなりの長寿でございます。

 

今年の初頭、

丁度コロナの前の頃までは

道三を含めて

5匹のラブラドールの世話は

自宅にいる私の仕事でして

 

西新宿に住む夫は

週末に帰ってきて可愛がるという程度で

ございました。

 

この道三は

当時は殆ど歩けない状態で

立ってヨロヨロとベランダに出て

用を足すのがやっとで

最後にはお漏らしをしてしまう様になり

 

痴呆の症状なのでしょうか、

一晩中吠えるものだから

横に付き添って撫でてみたりしてですね、

正直なトコロ

私自身が相当参っておりました。

 

それを見た夫が

「俺が引き取るから。」と

自分のマンションに連れて行ったのが

コロナが少し騒ぎだされた頃。

 

道三は夫が一目惚れして

購入した犬でして

あの2人(?)は特別な絆で

結ばれている様でして

 

夫の手厚い介護の元

道三の症状は回復して

一時は外に散歩に行けるまでになり

よく動画を送ってくれまして

 

私の面倒見が悪かったのだなぁと

反省したものでございます。

 

ブログでは

「コロナだから

亭主とは家庭内ロックダウンで

3月から会っていない。」と

申し上げておりましたが

 

実のところは

コロナもございましたが

夫は道三の介護が必要でございまして

長時間、マンションから

離れる事が出来ませんでした。

 

床ずれ防止のために

マメに体の向きを変える必要があるとか。

 

10ヶ月近く

本当に献身的によくやってくれるなぁと

感謝しておりました。

 

昨日の電話では

「道くんは

もうダメかもしれないなぁ。

色々と試したんだけど

全く食べないんだよね。」と夫。

 

ただ

彼にしてみれば

やれるだけの事は精一杯やったという

思いがあるのだと思います。

 

悲しむというより

非常に優しい包み込む様な声で

 

「道君は頑張ったものなぁ。

もういいんだよ、頑張らなくて。」と

道三に語りかけておりまして

 

ああ、いよいよなんかなぁと

泣けてきました。

 

道三は私の事は

世話をしてくれる

ただのオバちゃんと思っている節があり

まぁー、それは頑固な

亭主関白な犬でございましたが

 

それに反して

夫の事は溺愛しておりましたからね。

 

夫に見守られながら

逝っちゃうんでしょうけれども

道三にとっては幸せだと思います。

 

動物は見返りなく一途な愛情を

飼い主に与えてくれますけど

必ずお別れがありますね。

 

一目だけでも会いに行きたいですねぇ。