分岐点

BLM運動の発端となった

ジョージ・フロイトさんを

殺害した容疑で起訴されていた

元警察官が有罪となりましたね。

 

実刑40年だとか

もしかするとそれ以上だとか。

 

実は私はこの裁判が始まった当初から

非常に関心がありまして

もし有罪になったら

アメリカ史上初の有罪だと思っていて(多分)

非常に重要な裁判だと思っておりました。

 

日本の感覚で言えば

フロイトさんの動画も有名ですから

「あれは確実に有罪でしょう?」となりますが

 

通常、アメリカでは

警察官が民間人を射殺しても

有罪にはならなかったわけで

 

例えばそれが銃撃戦の場合は別として

銃を持たない全く関係のない民間人を射殺しちゃっても

うやむやになってしまうという国。

 

特に相手が有色人種の貧困層の場合は

話題にすらならないという。

 

しかし今回の場合は

世界的なデモにまで発展した事件でしたから

12人の陪審員が出した判決が有罪。

 

アメリカにとっては

歴史的分岐点となる判決かと思いました。

 

しかし

よく耳にするのは

「フロイドさんも薬物をやっていて

犯罪者だったんですよね?」という話。

 

それも事実。

 

アメリカの警察官も

銃社会ですから

いつ自分が撃たれちゃうかわからないという状況下で

仕事をしているという事も事実。

 

また今回は

人種差別問題が絡んでおりますからね。

 

この人種差別問題というのは

我々日本人には想像を絶する背景があったりしますね。

 

例えばミシシッピーあたりですと

黒人が殺人の「疑い」で被告人になると

大した裁判もせずに

即有罪で絞首刑。

 

ここからが更に信じられないのですが

 

傍聴人達がその黒人を裁判所から

外に引きずり出して暴行し

陰部を切り取り口の中に入れ

縛り首にした後

その周りを人々が囲んで記念撮影。

そして

その写真が絵はがきになるという

悪趣味極まりない事がまかり通っていた時代もあり

 

それが何百年も前の話ではなく

自分の父親がそんな目にあった…とか

自分の祖父がそんな目にあった…とか

つい最近まであった話なのでね。

 

なので今回の事は

私は実際のトコロは

あまりにも複雑な問題が絡んでいるので

平和大国日本人の私は

正直、わからないですなぁ。

 

オツムの程度が低いんでございますんでね。

 

ただワールドニュースを観て

思った事を書いてみました。