適齢期?

昭和の時代の古い映画を観ていると

よくあるのが

 

才色兼備な独身女性がいて

独身だったりすると

 

かなりの高確率で

周囲の親戚が必ず縁談話しを持ってくる。

 

お相手の男性は高学歴、高収入

「結婚相手としては申し分ない」と

親戚が言うっていうパターン。

 

そしてたたみ込む様に

「あなたは結婚適齢期を過ぎているんだから。」と、言う。

 

今朝、何となく映画を観ていて

結婚適齢期に苦笑。

 

時代ですね。

 

今はもう死語じゃないでしょうか。

 

実際、私の友人には

独身で若い彼氏と楽しんでいる人もいるし

20年以上一緒に暮らしているけど

入籍はしないと言うのもいるし

趣味が楽しすぎて結婚なんて‥ってのもいます。

 

年齢関係なく

結婚するしないは

本人が決める事なので

 

結婚適齢期ってのはおかしな言葉だなぁと

つくづく思ったりした。

 

しかしながら

パートナーが欲しいと思う人は

大勢いるわけですし

 

それは当事者が一番わかっている事なので

 

周囲の”親戚”がやいのやいのと言って

プレッシャーをかけるのは

いかがなものかと思ったりします。

 

因みに私もその被害にあった人間のひとり。

 

母がもううるさいったらなかった。

 

この事は以前も申し上げましたが

私は独身時代、

2ヶ月の間に3回お見合い経験があります。

 

経歴は申し分なかった方々ですが

気乗りしないお見合いの為に

渋々都内に出向いた記憶があります。

 

帰りの電車の気の重い事。

 

家に着くと

両親が「どうだった?!!!」と

食い付いてくるわけですね。

 

「普通‥。」

 

「普通?いいじゃないの普通で!

普通が一番ですっ!」

 

いやいやいや‥勘弁してよ。

 

結果的にお断りするわけですが

あの母の落胆する表情を見ると

こちらまで辛くなるわけですねぇ。

 

3度目にお見合いした方の時。

 

初めてお会いしてお茶を致しまして

世間話なんぞを致しまして

 

「好きな映画は何ですか?」と伺うと

 

「僕はアメリカの古いミュージカルが好きです。」と仰ったので

 

あ‥なるほど。「雨に唄えば」系ですね。

 

「あなたは?」と、聞かれたので

 

わざと

タクシードライバー

ゴッドファーザーの1と2です。

3はイマイチなのでね。」と

 

雨に唄えば系とは

正反対の映画を言った記憶あり。

 

結果的に可もなく不可もない

普通の方でした。

 

ただその方とは

その後2〜3回お会いしましたね。

 

もう

うちの母の盛り上がりったらなかった。

 

「好きになれなくてもいいのよ!

嫌いではないんでしょう?!!!」

 

まぁね。

 

結婚適齢期というプレッシャーが

私の判断力を麻痺させていたのだと思います。

 

その頃に偶然出会ったのが今の亭主でございますね。

 

「結婚を前提に娘さんとお付き合いさせて〜」の件で

母はもうすっかりお見合いの事は忘れて

小躍りしておりましたね(苦笑。

 

今朝観た映画で

そんな事を思い出した朝でございました。