亭主のしつけ

亭主のしつけついて。

 

夫の実家に行くと食事中に

「おい、醤油」

「おい、塩」という具合にお義父さんが言うと

 

「はい。」と、言って

お義母さんはフットワークが軽いわけですけれども

 

座っている暇がないんじゃないかなぁ…と、思う時がある。

 

しかし、これ…夫婦ですからいいと思うんですよ。

50年間、連れ添っているわけですからね。

 

ただですねぇ…

うちの亭主もお義母さんに

やれ、塩だの醤油だのと言うわけですよ。

 

「自分の親に対してどーゆーつもりなのよ。

自分で取りに行けばいいのに…。」と、思うんですが

 

まぁ…夫の実家で

アウェイですからね。

 

黙っているわけです。

 

そういった環境下で育った夫は

新婚当初は

あれもってこい、これもってこい…という感じであったし

 

また私自身も

甲斐甲斐しく「はい。」なんて言っている自分が

嬉しかった時期もござしましたがね。

 

まぁ…無理ですね…続きませんな。

 

私はそもそも

甲斐甲斐しい…とは真逆の人間なわけですからね。

 

結婚生活をしていて

一番イラッとしたのは

食べた後の食器なんですけれども

 

例えば私が仕事中だったりすると

テーブルの上に数時間放置されるわけですな。

 

これ…洗うのが大変なんですよぉう。

こびりついちゃうから。

 

食器を洗えとはいいませんが

せめて水につけておいて欲しい…と、思うわけです。

 

しかしある日、彼がどうしたのか

食べた後の食器を

流しに運んでくれた事があった。

 

褒めちぎりましたねぇ…。

 

「ゴイさんすごいわぁ…。紳士ねぇ…。

ジェントルマンじゃんか。亭主の鏡ねぇ…。」

 

それからというもの

彼は必ず、食器を流しに運ぶ様になり

チラッと私を見るわけです。

 

面倒くさいけど…褒める。

 

まぁ…5歳児ですな…褒めて伸ばすという。

 

犬のしつけと同じで

一つ出来ると

次の段階にステップアップする必要がございますね。

 

「ゴイさん…コンビニに行きたいんだけど

お酒を飲んでしまったから運転が出来ないの。

行ってくれない?」ってやつですな。

 

上目遣いで甘える。

 

行ってくれると

それはそれは褒めちぎる。

 

「ゴイさん、最高!

サンキュー!グラ〜シアス!」

 

これ、褒めておだて続けると

 

「チンしようか?」なんていう

自主的な行動も習得する場合もございます。

 

この点、犬より亭主の方が利口なんですなぁ…。

 

しつけが楽でございますな。(←鬼嫁