Yちゃんの…

おにぎりというのは

母親の作ってくれたそれが一番ですね。

 

最後の晩餐に何を食べたいか…と、聞かれたら

母のおにぎりと厚焼き卵でしょうか。

 

しかし

私の母は完全に子離れをし

弟や妹の子供達…つまり孫ですね。

 

孫達の面倒で忙しい様で

私の事なんぞはほったらかしでございまして

育児放棄されております。

 

毎朝、病院周りの草むしりをするのが

彼女の私への想いなのでしょうけれども

もう少し、かまって欲しいですな。

 

もうすぐ50歳になるんだから…と、言われても

私自身が親になった事がございませんので

いつまでたっても子供のポジションなのでございます。

 

さて…土日の週末に

お勉強のお手伝いをさせてもらっている

中学3年生のYちゃん。

 

私が出す、

鬼の様な量の宿題も完璧にこなし

楽しんでお勉強してくれているので

とても嬉しいわけですが

 

Yちゃんは

お母様が作ってくださった

昼用と夜用のお弁当を持って

うちにやってくるわけです。

 

おにぎりを食べているYちゃんを見て

羨ましいな…と、思ったわけですな。

 

「いいな…Yちゃん。」と

大人気ない50歳。

 

Yちゃんのお母様に

「私もおにぎりが欲しい!」と、おねだりをすると

 

「えぇっ?!!先生!

うちは海苔もお米も安物ですし…

先生のお口に合わないですよぉう…」と

とても恐縮されておられましたが

 

「いやいや…安物でいいんよ。(←スゲー失礼)

それが食べたい…。」と、言うと

 

お母様は恐縮しながらも

毎週、作ってきてくださる様になった。

 

私は仕事がございますから

土、日曜日の朝9時にYちゃんは来て

夜の9時まで、うちの別室でお勉強をして

その後、私とレッスンをする…という流れなのですけれども

 

朝、私のオフィスに来て

「はい、先生の分です。」と、

可愛い布のお弁当バックを持ってきてくれて

おにぎりが2個入っております。

 

これが週末のお昼の楽しみ。

 

昨日はスタッフの阪本ちゃんが

和歌山のご実家から送ってきたというシラスと一緒に

おにぎりを頂きました。

 

「今日の具材は何かな…」と

ワクワクしながら有難く頂戴しております。