「I will survive」という曲は
70年代の大好きな曲の一つでもあり
映画「オデッセイ」(2016年)の
エンドロールの挿入歌に使われていて
センスいいなぁ…と、思った。
この歌は得に歌詞がいいんですなぁ…。
要するにですね…
「自分をズタボロにして捨てた男が
ある日、自分が家に戻ると、部屋にいるんですよ。
(ソファかなんかに座っていたんでしょうなぁ…多分。)
その男に何があったか知りませんけど
疲れて悲しそうな顔をしてね。
まぁ…その自分勝手な男は
「そういえば、あの女は俺に惚れていたからな。
今も俺に気があるだろうから(←アホか)
ちょっと寄ってみようかな…。色々あったし。
慰めてもらおう。」という
安易な気持ちで立ち寄ったんでしょうな。
しかし”自分”にしてみれば
たまったもんじゃないですからね。
もう…捨てられた時には死ぬほど辛かったけれども
何とかここまで立ち直ったわけだし。
つか、何でここにいるわけぇ?!
あ”ーっ!部屋の鍵を変えておけば良かった!
鍵を返してよ!
そんで、とっとと出て行ってよ!マジで!!!!
そういえば
新しい彼氏もいるのよ。
めっちゃ、いい人♪」
という
とても小気味いい詩でございます。
そして
I will survive!!!(何があっても)生きていくのよ!と
”自分”は断言されておられますね。
ポジティブでございますな。
ここでふと気になって
同じ時代に日本で流行った歌謡曲をチェックすると
とても対照的な印象を受けました。
『北の宿』
「着てはもらえぬセーターを
寒さこらえて編んでます。」
ストーブ位はつけましょうよ!
寒さはこらえんでよろしっ!
『わかってください』
「時折、手紙を書きます。
涙で①がにじんでいたならわかってください。」
わかるかいっ!悲痛すぎますっ!
『あのひにかえりたい』
「泣きながらちぎった写真を
手のひらでつなげてみるの」
もう…やめなさいよ…
ジグソーパズルじゃないんだから。
いい曲ばかりなんですけれどもね。
私もレコードが擦り切れるほど
聴いた曲ばかりでございます。
しかし…そういった当時の心境が思い出せず
ここ何年も…
涙を流すのは、確定申告の時くらいでしょうかねぇ…。
いつの頃からか
殺伐とした女になってしまったなぁ…と。
それでも私は
I will surviveいたしますです。