チェスを…

「完全なるチェックメイト」(2016年)を

iTunesで観ました。

 

 

 

1970年代、米ソ冷戦下

アメリカの天才チェスプレーヤーの

ボビー・フィッシャーの波瀾万丈の生涯と

彼とソ連チャンピオンであったボリス・スパスキーとの

チェス世界選手権での頭脳戦を描いた作品です。

 

これを観て

ボビー・フィッシャーに興味を持たれた方は

彼のドキュメンタリー映画

ボビー・フィッシャー 世界と闘った男」(2011年)もお勧めです。

 

2016-07-04 16.39.45

 

このドキュメンタリー映画から抜粋させて頂きますと

「チェスはその強者を完全に支配する。

精神と頭脳の自由を完全に奪い

心のやすらぎを脅かす…。」と、

アインシュタインが言ったらしい。

 

6世紀に発祥したチェスは

例えば4手進むと

3000億通りの可能性を考えなければならないそうで

 

理論上存在する局面の数は

100000000……なんと0が46個並ぶ程の

バリエーションがあり

これは太陽系のおける原子の数と言っても過言ではなく

 

こうなってくると

相手の手を予測しても到底わかるものではないわけですから

その中であらゆる可能性を探すらしいですなぁ…。

 

要するにこの業界のトップクラスになると

オツムの程度が

ハンパじゃないっちゅう事になるのでしょうな。

 

「兄達は頭が悪いから東大へ行った。

自分は頭が良いから将棋指しになった。」と言ってのけたのは

棋士米長邦雄氏でしたっけ。

 

一度でいいから

言ってみてぇです。

 

さて…

あのですね…以前から感じていたのですが

海外と接する機会が多い場合

チェスが出来た方が得だなぁ…と、思っておりました。

 

そこそこチェスが出来ると

「へぇ…お前、すごいな。」と

最初から敬意を払って頂けますし

チェスで会話が出来ますからね。

 

そこである程度の英会話が出来れば文句なし。

 

小さい頃に英会話を習うのであれば

セットでチェスも嗜む程度に

学んだ方がいいと思っております。

 

あちらではソロバン塾の様な感覚で

小さい頃にチェスを習わせたりいたしますね。

 

余談ですが

私が小学校に上がる前ですね。

 

この辺りには西洋の方は殆どいらっしゃらなかった時代、

もちろんネットもない時代、

道路が舗装されていない時代、

水洗トイレがない時代ですよ。

 

母はどこからか自力でイギリス人を探してきて

週に一度、

私は英会話のプライベートレッスンを受けておりました。

 

どういったルートで探してきたのかわかりませんが

あの時代にこの辺りで

イギリス人を発掘するのは相当なモンですから

ついでにチェスの先生も探してきて欲しかった…と

本当に母の教育方針の詰めの甘さが腹立たしいですな。

 

ちなみに…

今となって思うと

あの先生は

本当にイギリス人だったのか…。

 

また

記憶を蘇らせてみるとその方は

20代半ばで長髪でヒゲが長く

ベルボトムを履いていたのが印象的で

時代的に考えるとLOVE&PEACE系の

ヒッピーだったんじゃないかなぁ…と思っております。

 

(イメージ画像↓)

 

2016-07-04 18.57.43

 

母にしてみれば

とにかく人材がいない中

藁にでもすがる思いだったのでしょうか。

 

ヒッピー先生に教えて頂いた英会話は

とても優しい先生でしたが

現在の私には全く何の役にもたっておらず

当時も

私の今と変わらない集中力の著しい欠如に

呆れていた顔を覚えています。

 

その一番大切な集中力ってぇのが皆無な私ですから

チェスなんぞやっても

全くもって無理なのではございましょうが

 

Skypeでのチェスのプライベートレッスンを

受ける事にいたしました。

 

集中力は皆無でも行動力だけは比較的ある。

 

しかし持続力がございませんから

いつまで続くやら…で、ございます。