考察を

アメリカ大統領選。

 

私は難しい事は全くわからなのですが

 

映画から見た大統領選の考察を。

 

クリント・イーストウッド監督が

「トランプ氏に投票する」と、

公言したというニュースを見て

 

ハリウッド界でも

あのクラスの重鎮になると

こういう発言もできちゃうのね…と、驚いた。

 

共和党支持である…という事を公言できるのは

特にハリウッド界では勇気が要りますからね。

 

サンドラ・ブロック主演の映画

「幸せの隠れ場所」(2009年)での

家庭教師の面接の受けているワンシーンで

 

「申し上げにくいのですが、

雇って頂く前に告白しなければ

いけない事があるんです。」

「何ですか?」

 

「実は…私は共和党を支持しております。」

 

これなんだよなぁ…と、笑いました。

 

今年、映画「レヴァナント」で

アカデミー賞主演男優賞をとった時の

ディカプリオのスピーチが素晴らしく

一時、話題になりましたね。

 

その中で

地球温暖化の事に触れ

また

恵まれない人たちや子供達の将来のために働く政治家達を

サポートする必要性も力説して

強欲な政治家から、地球を救わなければいけない…という類の事を

仰っておられましたね。

 

トランプの事を揶揄しているのかなぁと思いました。

 

また

アンソニーバクスター監督の

「ホール・イン・マネー

大富豪トランプの危ない遊び」(2016年)が公開され

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スコットランドの海外沿いの

美しい砂丘を壊しちゃって

ゴルフ場等のリーゾート開発を強行したトランプ。

 

開発に反対する近隣住民を

「奴らは豚小屋に住んでいる。」と、罵るという

トランプらしいっちゃぁトランプらしいんですが

 

この類のドキュメンタリー映画というのは

反対勢力の口添えもあるでしょうから

映画の情報を鵜呑みにせず

フェアに観ている私でも

 

あの歴史ある美しい砂丘

残してもらいたかったな…と。

 

4日間で撮影したという

「ジ・アート・オブ・ディール」(2016年)という

トランプの伝記を揶揄してパロディーにしちゃった映画があり

何とジョニー・デップが特殊メイクで

トランプ役を演じております。

おそらく彼は、この役に積極的に出演したかったでしょうね。

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かなり笑えます。

 

そもそも共和党民主党の違いって?と

なるわけですが

私のオツムのレベルが低ぅございますから

わかりやすく分類しております。

 

ざっくり言えば

両者の違いは2点だけです。

 

銃と中絶。

 

共和党=銃→OK 中絶→ダメ

民主党=銃→ダメ 中絶→OK

 

共和党員は

『命は尊いんだから中絶はダメだよ。

殺人になるから。

但し、うちの敷地に入らなければね。』」と。

 

いかなる理由があろうとも

人命は尊いから中絶は禁止だけれども

勝手に人の敷地内に入って来た”侵入者”は

家族を守るために

銃で射ってもいい…という理屈。

 

「すいませ〜ん。道を尋ねたいんですけど。」ってのも

危険ですな。撃たれちゃう。

 

ジョニー・デップ主演の

ラスベガスをやっつけろ」(1998)の

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モデルとなったジャーナリスト、

ハンター・トンプソン

ドキュメンタリー映画Gonzo」(2011年)で

生前の彼の言葉、

 

アメリカでは

まともな奴が大統領になると暗殺されるか

大統領選では落選するんだよ。」には

 

言い得て妙だな…と、感心してしまいました。

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余談ですが

強烈なキャラクターのハンター・トンプソンですが

彼の友人であったラルフ・ステットマンの映画

「漫画で世界を変えようとした男」(2014年)も

Gonzo」とセットで観ると面白いです。

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両作品ともジョニー・デップが出て

ナレーションをしておりますから

ジョニー・デップのファンの方には必見かもしれません。