私はアメリカの映画館で
初めて観た映画が「ロッキー3」でした。
今から30年以上前ですね。
当時の日本の映画館というのは
こんな感じでしたでしょうかね。
今の映画館に比べると
座席も狭く窮窟でしたし
ポップコーンではなく
私の時代は
「スピン」か「カール」を
小さい売店で買って
食べながら観るというのが
習わしでしたので
30年前のアメリカの映画館は
現在の日本のそれに近いものであり
「豪華だなぁ…」と、驚いたのと
バケツサイズのカップに入ったポップコーンに
溶かしバターをタップタプに
思いっきりかけたものが
驚く程、美味しかった記憶がありますね。
昭和50年代でしたから。
さて…
そんな当時のアメリカの映画館に
圧倒されていた私でしたが
驚いたのはロッキー3の
ファイナルラウンドのこの有名なシーン…での
観客の反応。
ライブの試合じゃないんだから…と、思うほどの
盛り上がり。
観客の大歓声と
皆の「ロッキー！ロッキー！」コールと
スタンディングオーベーションに
館内の宙を舞うポップコーンを眺めながら
こいつら…アホか…と
子供心に思った記憶あり…。
しかし数十年ぶりに観てみると
やっぱり面白いですね。
ただ「面白い」と、思う”表現”に
国民性の違いが出るのでしょうね。
ロッキーという映画は
1作目は名作と思っておりますが
それ以降のものは…まぁ
「楽に気軽に観られる映画」のくくり…ですが
最後のロッキーのガッツポーズには
何故か、うっすらと心地いい涙がでる
私でございます。
