永遠の謎

英語のYouTuberが
お勧めアプリなるものを紹介しており
無料版をダウンロードしてチェックしてみた。

英語のわからない事を質問すると
世界中のネイティブが答えてくれるというアプリですね。

超絶革命的なAIソフトの
ChatGPTが発表されて流行っているにのに

そうは言っても
やはり人を介してYahoo!知恵袋的に
情報を知りたいという人も
まだまだ大勢いるのだなぁと眺めていたら

日本語を勉強する世界中の外国人が
日本語の疑問を質問してきて
日本人ユーザーが答えを伝えるというページもあった。

これがなかなか面白かった。

「〜して頂けますか?と、〜をお願い出来ますか?の違いは?」

「〜君、冷たいのね。の、”のね”はどういう意味ですか?」

「ヤッホ〜。とはなんですか?」

そんな事、考えた事もないですから
「えっと‥」なんつって考え込んでしまったりして。

しかし律儀な日本人は
殆どの質問に誰かしらが回答しており
それを読んで感心してしまった。

その時に随分昔に聞いた
古舘伊知郎氏と松本人志氏の話を思い出した。

お二人が飲んでいる席で
松本氏が
「古舘さん‥、〜ごとと〜おきの違いがわかりますか?」
と聞かれたらしい。

上手に答えられなかった古舘氏は
家に帰って必死で調べてみたら
この両者の違いは
3秒ごとにノックをする
3秒おきにノックをするという風に
短い時間軸である場合は同じ意味になるらしい。

しかしこれが
長い時間軸、例えば
3年ごとに開催される
3年おきに開催されるだと
違いがわからなくなったらしい

翌日彼は
言語学者のあの金田一秀穂先生に電話をかけて聞いたんだそう(笑。

すると先生曰く
ごと/おき問題は言語学の世界では
常識中の常識なんだそうで
よく出る話題のひとつなんだそうな。

古舘氏は「正解を教えてくださいっ!」と前のめりになると

先生は
「古舘さん、これは答えがないんですよ。
言葉の永遠の謎なんです。
3年ごと、3年おきは十人十色、千差万別な解釈があり
今のところは正解は見出せていないんです。
言葉の不思議さですね。」と仰ったとの事。

誰がいつどんな理由で作ったんだろう‥と想像するt
ちょっとワクワク致します。