買い物

私のクローゼットルームは

ハウスキーパーの清水さんが

それはもう完璧に整理整頓してくださっており

感謝しておりますが

肝心の私が

もう、どこに何があるのか

全く把握しておらず

 

いちいち清水さんに電話をして

「あのカットソーはどこ?」と

聞いていたという経緯があり

最近では季節毎に

シーズン物を取りやすいタンスに

移しておいてくれます。

 

長袖のかわりに

半袖のTシャツがきちんと整頓されていて

もう春夏だなぁと感じたわけですがね。

 

そのTシャツを眺めていて

ある友人の事を思い出しました。

 

いい人なんですよ。

仲良し…いやむしろ

大の仲良し。

 

しかしですねぇ

一つだけ彼女の欠点と言うんでしょうかね。

どうしても好きになれない所あり。

 

一緒に洋服の買い物には

行きたくないタイプなんですなぁ。

 

彼女はお洒落な人ですし

センスもいいんですね。

 

しかし

私とは趣味が違うので

この双方の趣味の違いというのを

もうちょいと理解して欲しいと思う。

 

「これ、すごく可愛いじゃない。

買いなさいよ。」

 

「……あんまり好きじゃないからいらない。」

 

「いやいや、絶対に似合うから!」

 

だったら買ってくれよ!と、思う。

 

口を出すなら金も出せよ!と、思う。

 

結局私が払うわけですから

放っておいて欲しい!と、思う。

 

お互いに50歳は過ぎているわけなので

ある程度、互いの好み、趣味は

尊重して欲しいと思うんです。

 

ハウスキーパーの清水さんが

キレイに整えてくれたTシャツの中に

先日購入したラコステのそれがあった。

 

ショップで白と紺があり

ラコステのワニがちょっとお茶目で

珍しかったので

一目惚れしてしまい

迷わず紺を買おうとしたら

 

「ちょっと待って!

私、紺のTシャツって

好きじゃないよね。

白にしなよ。」

 

えぇぇっ?!!

 

あんたの好み、知らんがなっ!

 

こういう時に

無駄な衝突は避けたいので

では白と紺を買おうとしたら

 

「だから紺はやめなさいよ。」

 

うっぜぇ…、

好きにさせてくれよ…と

少しイラッとしたのですが

 

やはり無駄な衝突は避けるべく

白のそれを購入。

 

タグのついたままのそのTシャツを見て

苦々しく思った今朝でございました。