フィンガーボール

エリザベス女王がお亡くなりになり

Netflixでは女王関連の映画やドラマのランキングが高くなっておりますね。

 

エリザベス2世関連の映画は

そりゃもう沢山ございますけれども

しっかりと知りたい方には

Netflixのザ・クラウンというドラマがお勧め。

 

シーズン4までございます。

 

彼女の幼少期から

彼女の息子であるチャールズ皇太子とダイアナ妃のゴタゴタ問題までが

観られます。

 

シーズン5が11月に配信予定ですね。

 

私のエリザベス女王好きは

母譲りでございまして

 

彼女は私の幼稚園の送り迎えの車の中で

よく女王の話をしてくれました。

 

ケネディ家の話もしかり。

 

しかし

私が大人になって調べてみると

彼女の話は

所謂、ガセネタが多い事が発覚(苦笑。

 

母から聞いたエリザベス2世の

「フィンガーボール事件」の事。

 

フィンガーボールはコース料理なんかに出てくる

指を洗うための水の入ったカップですね。

 

むかしむかし

エリザベス女王が主催した晩餐会で

日本人の大使が

フィンガーボールの水を

間違えて飲んだらしい。

 

他の来賓達は

その姿を見て

「マナーも知らないのね」と冷笑。

 

その時に

冷笑する人達を前に

エリザベス女王

フィンガーボールの水を

みずから飲んだ‥という話。

 

「女王の思いやりと

粋な配慮が素敵でしょう?」と

母が女王の事を

ツレかよ!!という程

ドヤっていたので

鮮明に覚えております。

 

その話は50年近く信じてきましたが

今日ふと

「その話は本当なのかな?」と思ったんですね。

時代が合わない気がしたわけです。

 

エリザベス2世が即位したのが1953年ですから

戦後8年経っていますよね。

 

となると

流石に大使になるレベルの日本人が

フィンガーボールのマナーを

知らないはずがない。

 

絶対におかしい。

 

また母のガセネタか?

 

早速ググってみると

 

「ある国のある女王が〜」という件で

フィンガーボール事件はあるんですけど

エリザベス2世という記載はない。

 

私の仮説ですが

これはヴィクトリア女王じゃないんでしょうかね。

 

 

彼女は1877年に在位されているので

日本は明治10年

 

この時代であれば

日本は西洋文化になりたてほやほやですから

ありえない話ではないですな。

 

ヴィクトリア女王

あの時代では珍しく

熱烈な恋愛結婚をしまして

9人の子供をもうけ

ご主人のアルバートが亡くなった後には

生涯喪服を着ていたという人。

 

ヴィクトリア女王なら

客人の恥をかかせない様に

自らフィンガーボールの水を飲むという

粋なはからいは出来たんじゃないかな‥なんて

想像しております。

 

無償に調べたい病が出て

これから暫く、忙しくなりそうです(笑