公人

イギリスのダイアナさんが亡くなった時に
当時の王室は
「もう既に離婚が成立しているし
(ダイアナさんの)実家のスペンサー家としては
家族でひっそりと葬儀をしたい。」という申し出もあり
何も声明を出さず
国民からかなり王室批判のバッシングをされましたね。

結果的にはエリザベス女王は声明を出し
葬儀に参列しましたね。

これはドキュメンタリー映画で観たんですが
その葬儀の時に
エリザベス女王の前を
ダイアナさんの棺が通り過ぎた際、

女王は棺に向かって
軽く首を垂れたんですね。

この所作が「ダイアナさんに敬意を表した」と
国民に感動を与えたと
専門家がコメントしており
王室バッシングもなくなったらしい。

これが女王の公人としての
パフォーマンスの素晴らしいところですね。

在任期間70年の中で
様々な困難もあったでしょうけれども
やはり大ベテランだなぁと感心致しました。

別の公人で気になった場面をニュースで観ました。

トルコの現地視察をおこなっているあの人。

私は何の関心もないんですが
トルコで瓦礫の山の悲惨な現場で
現地の関係者の方々と記念写真を撮った時に
にっこり笑ってピースサインをしておりました。

ピースサイン‥必要?

不謹慎な印象を受けて
ちょっと嫌な気持ちになり
ニュースを消しました。

そもそもその方と
エリザベス女王を比べる事自体が
彼女に失礼ではございますけれども
公人としての一挙手一投足が
国民に与える印象について
考えさせられた朝でございました。