恩返し制度?

あちこちオードリーで
小耳に挟んだ話。

お笑いコンビのEXITとサンドイッチマンの事。

EXITのふたりが
サンドイッチマンの伊達さんに教えてもらった
仙台の牛タンのお店に行き
あまりにも美味しいので感動し

お会計をしようとすると
店員さんに
「既に伊達さんから(お会計は)頂いております。」と言われ
更に感動したらしい。

サンドイッチマン両者の
この類の話はよく耳にしますが
伊達さん、粋だなぁ‥と思ったわけですね。

さて私の学生時代は完全な縦社会で
飲食は基本的には全て先輩払い。

たまたま友人と行ったラーメン屋さんに
先輩がいたりすると
一応はご挨拶に行き
「ラッキー♪」と思ったものです。

その代わり
自分に後輩が出来ると
もちろん奢らなければいけなくて
そういう風習がございました。

この先輩後輩の関係性は卒業後も続き
基本的には互いに開業医になっても
先輩が払うという流れにはなっております。

しかし
とてもお世話になり
相当額ご馳走して下さった先輩には
ご恩返しがしたくなるもので

ちょっと高めのお店にお誘いして
先輩がトイレに行っている間に
支払いを済ませておく。

いざお会計という時に
「え?お前が払ったの?」と驚かれ
「恩返しです。」と申し上げると
「何だよ‥いいのに。」と
嬉しそうな顔を拝見すると
ご恩返しが出来たなぁ‥と嬉しく感じたり致します。

逆に私の後輩でも
散々自分の資産の自慢話をするも
ビール一杯も払わない人もおりますし

ご恩返し制度(?)をしてくれる後輩もおります。

金額ではなく気持ちの問題と申しますかね。

その後輩の中で
お一方、とても印象に残る
粋なはからいをしてくれた人がおります。

清水君。

お互いに共通のイタリアンレストランに行っていたのを
店長に伺ったわけですが

それから暫くして
スタッフを連れてそのお店に行った時に
高価な赤ワインのボトルが出され

「清水先生からです。」との事。

粋だなぁ‥と感動してしまいました。

私がいつ、そのお店に行くかわからないのに
「万が一、チコ先生が来たら
出して下さい。」と
赤ワインをお支払いして下さっていたんですね。

感動致しました。

そういう心遣いが出来る方ですから
もちろんお仕事も大成功されており
今でもとても良好な関係を続けさせて頂いております。

伊達さんの話を聞いて
清水君‥じゃないか
清水先生の事を思い出した次第です。